古くからポピュラーな屋根にトタン屋根があります。誰もが見たことがあると思います。

最初の画像のような屋根をトタン屋根と呼びますが、トタンというのは亜鉛メッキ鋼板のことで「トタン屋根」というとトタン波板屋根も含まれてしまいます。

なので正確に伝える時は「トタン、瓦棒葺き」といいます。

瓦棒葺きというのは50㎝ぐらいの間隔で縦に一本棒(瓦棒)を通し、その間(溝)を凹に折った一枚板金を流す工法の事でトタン以外の金属(ステンレス等)でも出来ます。

トタン瓦棒葺き屋根は安価で工事費も安く防水効果も高いのですが、トタン(亜鉛メッキ鋼板)なので当然錆に弱く痛みが早いので塗装など定期的なメンテナンスが必要になります。

塗装実例

下地処理(高圧洗浄)
写真は高圧洗浄してますが、しなくてもワイヤーブラシ等でこすって目あらしすれば大丈夫です。

下塗り(錆止)
以前は鉛を含む錆止めを使っていましたが、JIS規格の見直しにより廃止になりました。
最近はより錆止め効果の高いエポキシ樹脂の錆止めを使います。

使用材料 関西ペイント ザウルスEXⅡ

上塗り
上塗りはポリウレタン樹脂より耐候性が良い、アクリルシリコン樹脂を使いました。

使用材料 関西ペイント スーパーシリコンルーフペイント

数年に一度塗り替えておけば一回あたりの塗装費用も安くすみ、半永久的にもつはずです。

ところが20数年放置するとこんな事になってしまいます。

困難な例

 

瓦棒葺きは鼻先から傷んでくるのですが、瓦棒の先のキャップが無くなって(というか瓦棒そのものが朽ちて無い!)ドブ板に穴が開いて野地板が見えますが朽ちてます。

このお宅の軒天井はベニヤ板が貼ってあるのですが当然水が回って朽ちてボロボロでした。
リフォームの際、天井は貼り替える予定ですが屋根はそのままだそうで・・。
理由は「予算がない!」(笑)。

天井補修の前に屋根だと思うのですが、予算が無いなりに何とかしてくれという事で板金屋さんと相談してこんな事をしました。

全体を錆止め塗装した後、穴の開いている所に小さく切った板金を変性シリコンで貼り付ける作業です。

ちゃんと折った板金使ってるのがわかります(笑)。

これを数十か所やるんですが、板金屋さんの手間賃とわずかな材料費だけなので吹き替えより数十万円安くできました。

あとは上塗りを2回して仕上げです。

パッと見た感じなんでもなさそうですが、いつまでもつのやら不安です。
本来吹き替えなきゃいけないレベルですから。

当然保障は出来ませんが安く施工出来たのでお客様は喜んでらっしゃいました。これぐらい朽ちる前に塗装しましょう。

 

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