セメント瓦とはその名のとおりセメントと砂が原料で、和形・洋型等の型にはめて作られています。
粘土を焼いた三州瓦などと違い表面に塗装が施されている為、定期的なメンテナンスが必要となります。

塗装実例

下地処理

セメント瓦も他の屋根材同様、高圧水で洗浄します。

高圧洗浄後、瓦の割れや棟のズレ等を補修します。

シーラー塗装

私はここ数年、特に指定が無ければ日本ペイントのパーフェクトシリーズを使います。
使い勝手も仕上がりも良いので。

屋根にはファインパーフェクトベストですね。

ニッペの仕様書通りにファイン浸透シーラーを塗装します。

余ってる他のメーカーのシーラーを使いたいところですが、何かあった時面倒なので材料屋さんのいう事をまもって施工します。

上塗り

上塗りを2回塗れば完了です。

今回のようなノーマルタイプのセメント瓦はこれでいいのですが、なかには厄介な瓦があり注意が必要です。

モニエル瓦

厄介な瓦というのは乾式コンクリート瓦、商品名は色々ありますがなかでもモニエル瓦が一番有名です。
今は製造していないので新築で見ることは無いのですが、施工されたところがまだまだ多く見られます。

塗装する際に何を注意しなければいけないかというと、使用できる材料が限られていてセメント瓦と同じようにいつもの材料で施工すると不具合が起きる事例が多いんです。

もちろん、不具合が起きないこともあるのですが・・・。

メーカーが保証している材料はいくつかあります。
私が使用したことのある材料を紹介します。

水谷ペイント スラリー強化プライマー
昔はモニエル瓦の塗装といったらこれでした。
2液性の水性で、確か希釈率が50%以内。上塗りは水谷製品の水性なら何でもOK。

オリエンタル塗料 マイティールーフ
2液性の強溶剤塗料。シーラーは必要なくこれを2回塗ればOKな材料。
3回吹き付けたらすごくいい仕上がりになったので、吹付が出来る現場ならこれがいいのではないでしょうか?

大同塗料 ハイルーフマイルドシリコン
2液性の弱溶剤塗料。この材料もシーラーは必要なく2回塗りすればOK。
どうやら上記のオリエンタルの技術さんが大同に移ったあと出してきた材料らしいです(笑)。

この現場で使う材料はこれです。

水谷ペイント スラリー洋瓦用シーラー

なんとこの現場、元請のリフォーム会社がニッペのパーフェクトベストで契約した現場です。
パーフェクトベストはモニエル瓦には対応していない!

元請のリフォーム屋と相談した結果、大人の事情で上塗りはパーフェクトベストを使用しなくてはいけません。

なにかいい下塗りがあるはずだ、とモニエル瓦対応の下塗りを探しました。
上記の水谷スラリー強化プライマーも考えたのですが、上塗りに弱溶剤はあまりよろしくない。
パーフェクトベストは弱溶剤なので。

材料屋さんに問い合わせたところ「水谷からこんなのが出てまっせ」と紹介されたのがこの材料です。

あっさり見つかったこの材料、もうこれで行こうと決めました。
これを下塗りに使います。

なんか青っぽいシーラーです。希釈はしません。

これを塗れば上塗りに弱溶剤のファインパーフェクトベストを塗装しても大丈夫なはず・・・ですが、メーカーが違うので保証はありません。

ファインパーフェクトベストを2回塗りました。
見た目は新品同様、いや、新品より美しい!

マメにこの現場見に行くのですが、1年ぐらい経過しても目が眩むほど美しいです。

セメント瓦の仲間に「セキスイかわらU」というのがあるんですが、一番問題が多いので別記事にまとめましたのでそちらもご覧ください。

 

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