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遮熱塗料の塗装

遮熱塗料の塗装

遮熱塗料とは?

「遮熱塗料」という塗料があります。

いろんなメーカーからいろんな種類の塗料が販売されていますが、その名のとおり「熱を遮る塗料」です。

中には「断熱塗料」というのもありますね。

日進産業のガイナが有名です。
外壁に施工した例がありますのでこちらをご覧ください。

どこに塗装すれば効果的か

よく外壁に施工する事をすすめる業者がいますが、注意が必要です。

壁面積の半分以上が窓の建物の外壁に遮熱塗装をして本当に効果があるのでしょうか?
私なら窓を遮熱にする事を勧めます。



窓の外によしずを立てかける、なんかいいのではないでしょうか(笑)。



効果的なのは間違いなく「屋根」です。
屋根の表面温度が下がれば当然室内温度も下がります。



一般住宅でよく使われるスレート屋根ではあまり効果は分かりづらいかもしれませんが、工場等で使用する折板屋根ではエアコン代が安くなるといった効果がみられます。

塗装実例

宇都宮市内の工場の折板屋根を施工した実例です。
屋根を葺いてから一回目の塗り替えだそうです。

まずお約束の高圧洗浄から始まります。
えらい勢いで水垢と劣化した塗装が流されていきます。
雨樋から流れ出る水は真っ白です。

一部塩ビ鋼板で葺かれていました。

塩ビ鋼板の厄介なところはキズや切り口の所から塩ビ被覆がめくれてサビてくる事です。

こんな風に。
なんか写真では分かりづらいですね。

このままでは塗料が塗り切れないのと見た目にもアレなのでカッターナイフ等でめくれた塩ビ被覆を除去します。
意外と手間のかかる作業です。

使用材料【ミラクールS300】

今回使用する材料はミラクールS300。

お施主様の担当者様がご自分で調べて「これを使おう」と決定した材料です。
私は初めて使います。



㎡数がとんでもなく多いので搬入された時はこんな状態です。
まず下塗りです。
専用下塗りの「ミラクールSⅡプライマー」です。

どうやら強溶剤2液エポキシ樹脂ですね。
専用シンナーはエポキシシンナーです。

メーカーの仕様書には「旧塗膜がある場合は塗装工程が異なります」とありますが、旧塗膜のリフティングを恐れての事でしょう。

今回は新規の塗り替えなので問題なく施工出来ます。



ですが塩ビ鋼板部分が気になります。

メーカーに問い合わせたところ「目立たない場所でテストしてから使用してください」だそうで、自信がないのでしょうか?

私の経験上「強溶2液エポ」は塩ビ鋼板の下塗りの定番です。

販売店の担当者と相談してもOKなのでビビるメーカーを尻目にガンガン塗っていきます。
上塗りです。
ミラクールS300、珍しく3液タイプの弱溶剤塗料です。

専用シンナーは塗料用シンナー。
規定量を電動工具でよく攪拌します。
3液のせいかあまり希釈しません。

希釈しすぎ(専門用語でシャブくしすぎ)に注意です。
塗り面積が多いので塗ってると気が遠くなってきます。

実は施工した時期が真夏で、連日猛暑日が続き30分作業したら休憩しないと職人が危ない!



上塗の2回目は注意が必要です。

暑さで頭がボーとしている上にどこを塗ってるのかわからないぐらい真っ白です。

全然関係ないのですが、昔少年ジャンプで連載されていた「ストップひばり君」という漫画で「白いワニがやってくる」というシーンを思い浮かべてしまいました。

休憩の時はどこまで塗ったのかわかるようにマスキングテープでしるしをしておきます。
こうして暑い中「白いワニ」が来ることなく、なんとか作業を終える事が出来ました。
作業を終えて施工者として気になるのは「本当に効果があるのだろうか」という事です。

なのでちょっと実験?してみました。

体を張った実験

実験とは「夏に厚く焼けた砂浜で素足でどのぐらい耐えられるか」というアレです。

だれもがチャレンジした事があるのではないでしょうか?



まず塗装してない部分に乗ってみました。
ひゃあー、熱っちー!

ものの数十秒しか耐えられません。すぐに避雷針にしがみつきます。
もう出川哲朗状態(笑)。

あとで工場の人が温度を測ったら50℃以上あるみたいです。



では塗装後の屋根に裸足で乗ってみます。
いやー、ぬるい!
ぬるすぎてくしゃみが出そうです(笑)。

この温度は人肌ってやつですか。
これなら裸で寝っ転がることも出来そうです。

屋根の表面は明らかに効果がある事がわかりました。

問題は工場内です。
結果は来年のデーターを見ないとわかりませんが、施行した者としては効果があって欲しいと願います。

来年結果を尋ね、結果がわかり次第ここに追記したいと思いますのでしばらくおまちください。